海の色

今日は通院に京都へ行くつもりだったのだけど、諸事情でキャンセルになり、舞鶴に用事が出来たので、久しぶりに舞鶴へ行ってきた。京都とは真逆の方向である。

舞鶴は去年以来で一年ぶりくらいだと思う。高速道路を使えば30分ほどで行けるのだけど、機会がないと行かないので行く頻度はさほど多くない。余談だけど、高速道路はやっぱり苦手である。前はなんともなかったけれど、病気になってからは少し苦手になった。

舞鶴は東舞鶴と西舞鶴に分かれていて、なんだかおもしろい街である。西はほのぼのとした城下町で、東は軍港のイメージが強い。五老ヶ岳という山を境に市街が東西に分断されているのがユニーク。

海が見たい気分になったので、前島埠頭というところに行って海を見てきた。

f:id:kewpiedesign:20170324193954j:plain暴風が吹きすさんで、波は荒立ち、穏やかそうな見た目とは裏腹に真冬の日本海の様相だった。内陸に住んでいるので、海沿いがこんなに寒いとは思わず、完全に油断していた。新日本海フェリー乗り場が横にあるのだけど、そこから降りてきたと思わしきロシア人のカップルは全然平気そうな顔をしていた。やっぱり寒さに慣れているのだろうか。

埠頭には、時々車が止まっては去っていったり、おじさんが散歩をしに来たりする。なんだか、やっぱり海沿いの雰囲気というのはいい。自分の街にはない景色が新鮮だ。

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f:id:kewpiedesign:20170324194215j:plainバケツ一つですら、妙に絵になる。

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f:id:kewpiedesign:20170324194023j:plain天橋立に行ったとき、その海の色に驚いた記憶がある。それまでは、海と言ったら深い青色のイメージだったのだけど、日本海なのに沖縄の海のような、綺麗なターコイズブルーの海を見て、それまで持っていたイメージが覆された。この地域の海の色は美しい。春ですらこうなので、夏の海なんてそれはそれは綺麗に違いない。

f:id:kewpiedesign:20170324211229j:plain自分の頭スレスレをトンビが飛んでいた。鳥を見るとあんなに気持ちよさそうに空を飛べていいなあと思うけれど、鳥は鳥で大変なんだろう。

新日本海フェリー。ここから小樽までフェリーで行ける。船は乗ったことがないけれど、きっと船酔いすると思う。

f:id:kewpiedesign:20170324194533j:plain何気に初めてまじまじと見た、東舞鶴駅。

f:id:kewpiedesign:20170324200651j:plain舞鶴の街並み。雰囲気がどこか荒っぽくて雑然としていて、いかにも日本海側の街という感じだ。いつかまた、この街並みをじっくりと味わいながら歩いてみたい。

f:id:kewpiedesign:20170324194710j:plainこういう街を撮るとき、いつもiPhoneでは上手く撮れなくてがっかりする。レタッチでごまかしているけれど、やっぱりちゃんとしたカメラがほしい。自分の写真を撮る技量がまだまだだから、言い訳にしか聞こえないけど。

今度は夏の舞鶴を見たいなあと思いながら、自分の住んでいる街へと帰った。車で30分しか違わないのに、見る景色は別世界で、まだまだ色んなものを見たいなあと思う。