丸太町

今日、はじめて丸太町に行った。通院先が、円町から丸太町に変わったので、これからはしょっちゅう行くことになる。円町もなかなか味わい深い場所で好きだったのだけど、丸太町は丸太町の良いところがあると思うので、時間をかけて見つけていきたい。

今日はいろいろと反省するところがあって、ひとつは一緒に行ってくれた母におざなりな言葉を言ってしまったこと。最近、自分の気持ちに余裕がなくて、怒りや悲しみや、さまざまな感情が波立ってくる。それだけならまだいいのだけど、大抵そういうときには病気の症状も目立って出てくるようになる。そうすると、ますます余裕がなくなり、自分のことでいっぱいいっぱいになって、他人に配慮ができなくなってしまう。いまの自分は思うように動けず、まったく動けないわけではないが動ける範囲は限定されていて、その思うように行かない苛立ちが言葉に、行動に出てしまう。だからといって人に当たって良いわけではないのは分かっているのに、おそらく一番近い関係の親に配慮のなさが出て、母を怒らせてしまった。そのあとひどく自己嫌悪に陥り、自分は最低の人間だ、と思いながら車中でぼんやりしていた。しかし、これ以上自己嫌悪に溺れていても仕方ない…と思っていたところ、切り替えの早い母が別の話題を振ってくれた。そのあとは、時間の経過とタイミングが解決してくれて、母とはまた普段通りに話すことができ、さすがに自分の年齢の倍以上生きている人は度量が違う、と思ってしまった。戒めとして、どれだけ自分が辛くても、絶対に人には当たらないようにしよう、と誓った。



通院先の主治医の先生も、なかなかに波立った人生を送っていたという情報を知って、みんな見た目だけでは判断できない諸々を抱えて生きているのだと思った。一筋縄では行かない。しかし、だから困っている人に対して様々な情報を提供することができる。世の中には、そういう人が溢れているのだと思ったら、自分もなにかできるのではないかという気持ちになってくる。

迂回に迂回を繰り返して、また元いた道に戻れたら、感慨もひとしおだろうと思いつつ、また迂回を繰り返していく。