Adobe XDを使ってみた感想 #Adobe XD Advent Calendar 2016

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こんにちは。京都でデザインをしているkewpieと申します。この記事はAdobe XD Advent Calendar 2016の23日目の記事です。

Adobe Experience Designについての記事を書くということで、ゆるく使ってみた感想などを書いてみようと思います。

なぜ使い始めたか

今年の4月、DeNA主催のDelight UというUI/UXのオンラインスクールでアプリの企画/プロトタイピング/デザインを制作する課題があり、その際にAdobe XDを使って制作しました。最終的にはデータを書き出し、提出にはMarvelを使いました。

Adobe XDを使った理由は、当時すでに話題になっていたので、せっかくのこの機会に使ってみようと思ったことと、従来よりも制作時間が大幅に短縮できるのではないかという期待があったからです。

使ってみて良いと思った点

デザインとプロトタイピングの行き来が便利

さんざん触れられている箇所ではあるのですが、作ってすぐにプロトタイピングの確認ができるのが非常にスムーズで便利です。他のプロトタイピングツールでは、どうしてもデータを書き出したあとに画像をいちいちアップして確認する…という手間が掛かりますが、その部分が省略されているだけでも感覚的にはかなり違います。制作→確認のスピードが速くなり、大幅に制作時間が短縮されました*1

動作が軽い

PhotoshopやIllustratorを使ってデザインをしているとどうしても途中で動作がモッサリしたり、強制終了になってしまったりとトラブルが多いのですが、XDは全体的に動作が軽く、それだけでも快適にデザインができました。オブジェクトの移動など、単純な動作ほど長く時間を食ったりするとストレスが溜まりますが、それらの動作も軽快なので、現時点ではストレスなく作業をすることができます。ただ途中で強制終了することは多々あり、開発途中なこともあって安定するまでは仕方がないのかな、という感じはしました。

ウェブのプロトタイピングにも使える

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現時点ではアプリのプロトタイピングに使われている印象が強いのですが、カンバスサイズはiPhone/iPad/Web/カスタムの4種類が用意されているので、それぞれのデバイスに合わせて柔軟にデザインを作ることができますし、ウェブのプロトタイピングにも使えます。特に、ワイヤーフレームの段階で遷移を確認したいという場合に便利です。

アップデートが多い

頻繁にアップデートがあり、機能が追加されたり改善されたりするスピードが速いので、どんどん便利になっていき使っていると楽しいです。こういう機能があればいいのになーと思っていると、だいたい追加されていくのですごい。困っている部分がすぐに修正されていくのも嬉しい。これからのアップデートにも期待したいです。

これから期待したい点

文字周りの機能改善

アプリのプロトタイピングを作る程度ではあまり気にならないとは思いますが、文字周りの調整がPSやAIほど柔軟に出来ない部分があり、手の込んだタイポグラフィなどを作成するのには向いていないので、これからのアップデートに期待したいです。また、プロトタイピングツールなので当たり前ですが、複雑なオブジェクトやロゴの作成などにも向いていないので、Illustratorで作るなどして分担したほうがよさそうです。

新機能の追加

現時点で十分便利とはいえ、まだまだ足りない機能も多いと思うので、これからの新機能追加に期待しています。ただ、追加されすぎて動作が重たくなると悲しいので、快適さと便利さのバランスを取っていってほしいです。

まとめ

プロトタイピングツールとしてはこれ以上ないほど便利なツールだと思うので、これからのアップデートを楽しみに使い続けていきたいと思います。雑な文章ですが、読んでいただきありがとうございました!

*1:企画の段階で時間が掛かってしまったので、最終的にはギリギリの提出になってしまいましたが…